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土地・空き家のこと

2024.05.10

空き家はどのくらいの頻度で管理すべき?管理できないときの対処法も

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こんにちは。郡山市の不動産会社「アイエスホールディングス」の鈴木です。

 

相続などで空き家を譲り受けたけれど、「どのように管理をしていけば良いかわからない」とお悩みの方もいるのではないのでしょうか。

 

今回は、空き家の管理頻度や管理の必要性について説明し、空き家の管理が難しい場合はどのように対処すれば良いかもお伝えします。

空き家

 

 

空き家の管理頻度はどのくらい?管理でやるべきことも解説

空き家の管理をする適切な頻度は、最低でも月に1度が目安

1カ月以上の間隔があいてしまうと、ゴミやカビなどで不衛生になってしまったり、水道管に問題が発生したりする可能性があります。

 

定期的に訪問し、掃除をこまめに行なっておけばきれいに保てるため、1回にかかる管理の負担も軽減できます。

 

空き家の管理でやるべきこととは?

空き家の管理でやるべきことをお伝えしますので、確認してみましょう。

 

換気

換気をすることによって風通しが良くなり、湿気やカビ対策ができます。

 

特に木造の場合、湿気が原因で木材の腐敗が起こるなど、建物の劣化が進んでしまう可能性も。

 

窓だけではなく、家中の部屋のドアや家具の扉などもすべて開けるのがポイントです。

押入れや靴箱などは、特に湿気がこもりやすい場所ですので、換気を忘れないようにしましょう。

 

掃除

月に1度の頻度で管理ができているのであれば、簡単な掃除で大丈夫です。

 

具体的には、家具などに付いているほこりを落とす、掃除機をかけるなどです。

水拭きをすると乾くまで窓を閉められないので、時間が限られている日はほこり掃除や掃除機だけでも問題ありません。

 

床や棚にほこりが溜まると、不衛生になり、害虫が寄ってくる原因にもなるので、定期的に掃除をするのが大切です。

 

ポストのチェック

ポストが郵便物や広告、ダイレクトメールなどでいっぱいだと、見た目が悪いだけではなく、人の出入りが滅多にないことが明確になり、防犯上も良くありません。

中には大切な郵便物が届いている可能性もありますので、定期的にチェックするようにしましょう。

 

チラシやダイレクトメールの投函を断るステッカーなどを貼ると、不要な投函物を減らすのに効果的です。

 

家の点検・修繕

外壁や塀に塗装の剥がれやひび割れなどがないかを確認してみてください。

 

また、室内も、ひび割れや歪み・ひずみ、家具の劣化などがないかを点検しましょう。

雨漏りや床の腐敗などもチェックしておくのも重要です。

トラブルは早めに対処するほうが、費用が安く、工事期間も短く済むことが多いです。

 

また、電気・ガス・水道の状況も確認しておきましょう。

使用していないのに栓が開いていたり、使用料が発生していたりしたら、故障や不審者が侵入したことが疑われます。

 

水道の管理

水道を長期間使用していないと、下水から悪臭がしたり、排水口から虫が上がってきたりする可能性も。

水道の水を出す「通水」という作業をしておくと、これを防ぐことができます。

 

キッチン、洗面所、トイレなどにある水道から水を出して通水をしておきましょう。

通水後は蛇口を締めるのを忘れないでくださいね。

 

また、寒い地域では冬に水道管が凍結する恐れもあります。

水道管が凍結してしまうと水が出なくなり、最悪の場合破裂することも。

凍結防止のためには、水道管の水を抜く水抜きという作業をするのも重要です。

 

水道を止めている場合は、排水口にふたをしておきましょう。

 

庭の手入れ

庭がある場合は、庭の手入れも重要。

雑草を抜く、伸びすぎた木の枝を剪定する、庭のゴミや落ち葉などを掃除する、などの作業が必要です。

 

木の枝が伸びすぎたまま放置しておくと、近隣の家の敷地や道路にはみ出て、迷惑をかけてしまうかもしれません。

 

また、庭が荒れた状態だと、不審者に侵入されたり、犯罪に利用されたりするリスクが高まります。

木や雑草が急成長する春や夏は特に気を付けましょう。

 

空き家の訪問後は、窓やドア、門などの戸締りを忘れないようにしましょう。

また、管理をしに行く際には、近隣の方への挨拶をしておくと、近隣の方も安心できますし、周囲の治安情報などがわかるかもしれません。

 

なお、空き家を維持するためにはさまざまな費用がかかります。

費用については「空き家の維持費はいくらかかる?内訳もご紹介」で詳しく説明していますので、あわせてご覧ください。

 

 

空き家の管理はなぜ必要?

老朽化した壁

空き家の管理が必要な理由は、換気や掃除をして建物の劣化を防ぐということが一つ。

掃除の際に建物の点検も一緒にしておくと、壁のひび割れや雨漏りといったトラブルの早期発見ができます。

 

建物を適切に管理しておかなければ、老朽化や腐敗が進み、倒壊するリスクもあります。

適切な管理をしていない空き家と認定された場合、「空家等対策特別措置法(空家等対策の推進に関する特別措置法)」により、法的措置を受ける恐れも。

そうならないためにも、適切な管理が必要です。

 

また、老朽化が激しかったり、雑草や木の枝が生い茂った空き家が周囲にあったりすると、近隣の方に迷惑がかかり、トラブルに発展してしまうかもしれません。

さらに、そのような空き家を放置しておくと不審者が侵入し、犯罪に利用されてしまう可能性もあります。

 

空き家を放置するリスクや、特定空き家についてはこちらのコラムもご確認ください。

空き家の放置はNG?リスクやデメリット、解決方法を紹介

特定空き家とは?認定の流れやデメリットを解説

 

 

空き家を適切な頻度で管理できない場合は?

家が遠方にある方や、多忙な方などは、空き家の管理が難しい場合もあるでしょう。

そのような場合はどうしたら良いのか見ていきましょう。

 

管理を委託する

管理を家族や親戚に手伝ってもらったり、業者に委託したりする方法があります。

 

しかし、管理をほかの方にお願いするのは申し訳ないと感じてしまったり、業者に委託するとその分費用がかかったりするのがデメリットです。

 

賃貸に出す

もし、今後住む予定がないなら、賃貸にすることもできます。

状態が良ければそのまま貸し出したり、リノベーションをしてきれいにしてから貸し出す方法も。

家として貸し出すほかに、飲食店、オフィスとしてなど、さまざまな利用方法が考えられます。

 

うまくいけば継続した収入が見込めますが、賃貸経営はノウハウや知識がなければ難しいケースもあります。

 

更地にして活用する

建物を解体して更地にし、土地として活用する方法もあります。

資材置き場や駐車場などに利用できるでしょう。

 

ただし、建物が建っていない土地には高い固定資産税がかかるため、収支のバランスを見て判断する必要があります。

 

売却する

空き家の管理が難しく、今後も住む予定がないなら、売却がおすすめです。

管理の手間がなくなり、まとまったお金が手に入ることがメリットです。

また、固定資産税の負担もなくなります。

 

空き家を使うことなく持ち続けていると、資産価値はどんどん落ちてしまうため、手放すなら状態が良いうちがおすすめです。

 

ちなみに、管理している空き家が遠方にあっても、売却することは可能ですよ。

遠方の不動産を売却する方法とは?流れや注意点も確認」で解説していますので、あわせてご覧ください。

 

空き家を売却するには、そのままの状態で売却する方法や、リノベーション・リフォーム後に売却する方法があります。

 

費用はかかりますが、リノベーション等をしてきれいな状態で売却するほうが早期に売れやすいケースも。

ただし、リノベーション費用が確実に回収できるかはわからないため、プロである不動産会社に相談することをおすすめします。

 

不動産売却でリノベーションをするメリット・デメリットは「不動産売却でリノベーションをするメリット・デメリットをご紹介」でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

 

空き家を適切な価格で売却したいなら、相談しやすく信頼できる不動産会社に依頼することが重要です。

 

 

空き家の管理頻度は月に1回が目安!難しければ売却も検討を

空き家の管理頻度は最低でも月に1回が目安。

換気、掃除、ポストチェック、家の点検・修繕、水道の管理、庭の手入れなどを行いましょう。

 

空き家の管理は、建物の劣化を防いだり、トラブルを未然に防いだりするという点で重要です。

老朽化したまま放置しておくと、管理をしていない空き家とみなされ、法的措置を受ける可能性もあります。

 

空き家を適切な頻度で管理できない場合、家族や親戚、業者に管理を依頼する方法や、賃貸として貸し出したり、更地にして活用する方法もあります。

今後住む予定がないのであれば、売却も検討しましょう。

 

郡山市で不動産売却をお考えなら、不動産会社「アイエスホールディングスにご相談ください。

お客様一人ひとりにあったアドバイスで不動産売買をサポートいたします!

 

この記事を書いた人

代表取締役 社長鈴木 超示良

一緒に働く従業員がともに夢をもち、同じ理念のもと明るく楽しく気持ちよく働ける会社にすることで、不動産売買仲介業を通してお客様の理想を実現してまいります。

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