不動産売却での値下げのタイミングは？注意点や値下げを防ぐコツも

こんにちは。郡山市の不動産会社「アイエスホールディングス」の鈴木です。

 

不動産売却でなかなか物件が売れないとなると、値下げが必要となる場合もあるでしょう。

しかし、できるだけ高く売りたいのも当然で、損をしないためにもいつ・どのくらい値下げすれば良いのか悩ましいものでもありますよね。

 

そこで今回のコラムでは、不動産売却の値下げについて適切なタイミングや値下げ幅を解説。

効果的な値下げのコツや注意点などもあわせてお伝えします。

 

不動産がなかなか売れず、「値下げした方が良いかな？」と悩んでいる方はぜひご覧ください。

 

 

不動産売却時で値下げのタイミングはいつが良い？

不動産売却にかかる期間の平均は3〜6カ月程度。

需要のある物件が適正価格で売りに出されていれば、3カ月程度で売れるといわれています。

そのため、不動産売却の値下げは、売り出しから3カ月を一つの目安に検討しましょう。

 

ただし、3カ月経ったら必ず値下げをした方が良い！ ということではありません。

地域の不動産市場の動向や、問い合わせ件数なども参考にしながら、適切なタイミングを見極めるのがポイントです。

 

例えば、売却活動をしているのに問い合わせや内覧の申し込みが少ない場合は、物件の価格や条件が合わなくて敬遠されている可能性があります。

この場合は、3カ月を目安に売却価格の値下げを検討する必要があるでしょう。

物件としては適正価格だとしても、周りの物件が安い価格で取引されていれば、相対的に高いと思われてしまう可能性もあります。

 

一方で、問い合わせと内覧はたくさんあるけれど最終的な決定につながらず売れない場合は、問題は価格ではなく内覧での印象などにあるのかもしれません。

値下げをする前に、室内の清掃やホームクリーニングなど内覧時の印象アップに取り組んでみましょう。

 

「家が売れない原因とは？対処法や売れないときのNG行動も解説」では、不動産がなかなか売れない原因とその対処法を解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。

 

 

不動産売却での値下げはここに注意！値下げを防ぐためのコツも

できるだけ高く売りたいからといって少しずつ値下げしていくのは、値下げの効果を半減させてしまいます。

売り出し価格から大きく値下げすることで、買い主に対してインパクトを与え、さらに「早く買わないと売れてしまうかも」と思わせることができます。

 

最終的には同じ100万円の値引きだとしても、20万円ずつ5回に分けて値引きするより、一度に100万円値引きした方がインパクトがありますよね。

 

ただし、必要以上に値下げをして相場価格よりもはるかに安く売却するのはもったいないです。

さらに、安くしすぎると「何か良くない理由があってこんなに安いのだろうか？」とマイナスのイメージを与えてしまう可能性も。

値下げ幅は、周辺相場を踏まえつつ物件価格の5〜10％程度を目安に検討しましょう。

買い手を早く見つけるために相場よりも安い価格を付ける場合も、相場からマイナス50万円程度が一般的です。

 

また、価格を設定する際には「端数価格効果」を活用するのもおすすめ。

例えば3,000万円の価格を設定するなら、あえて少し下げて2,980万円という設定にするのです。

 

価格帯が一段下がるので安く感じますし、インターネット検索の「●●万円以下」という条件にもヒットしやすくなります。

 

できるだけ不動産売却時の値下げを防ぐためのコツ

そうはいっても不動産売却はできるだけ値下げせずに、高い価格で進めたいものですよね。

値下げを抑えるためには、できるだけスムーズに売却することが一番のポイント！

 

スムーズな売却を叶えるためには、需要の高まる時期に向けて売却活動を開始することが大切です。

そのために、引越しシーズンの春・秋にタイミングを合わせて売り出してみるのも戦略の一つです。

 

また、信頼のおける不動産会社に依頼するのも大切なポイント。

不動産売却をスムーズに進めるには、適正価格で売り出すこととしっかり販売活動に取り組むことが重要で、これらは不動産会社の販売力によって左右されます。

 

不動産会社の選び方については、こちらもコラムもご参考ください。

不動産売却時の不動産会社の選び方は？大手・中小の特徴も知ろう

 

 

購入希望者から値下げを求められたときはどうする？

購入希望者から値下げを求められたら、基本的に仲介を依頼している不動産会社へ値下げ交渉の対応をお願いしましょう。

直接やりとりをして「いった」「いわない」のトラブルになっても困りますし、話の流れで必要以上の値下げを了承してしまうのも避けたいところ。

不動産会社を通して対応すれば安心です。

 

「●●円値下げしてくれるなら購入を決める」などは条件交渉でよく使われる決まり文句ですが、適正価格と先ほどご紹介した5〜10％程度の値引き幅を念頭におき、大きすぎる値引き希望は必ずしも応じる必要はありません。

 

不動産会社と相談して「最低でも●●円で売りたい」という価格目標を決め、交渉を進めると良いでしょう。

 

 

不動産売却の値下げのタイミングは売り出しから3カ月が目安

不動産売却にかかる平均期間は3〜6カ月程度。

適正価格で売り出せば3カ月〜程度で売れることが多いため、3カ月を過ぎても動きがない、問い合わせが少ないという場合は値下げを検討しましょう。

 

値下げ幅は物件価格の5〜10％程度が目安。

少しずつ下げるより、一度に値下げした方がインパクトを与えられて効果的です。

しかし、あまり安すぎると逆に悪い印象を与えてしまったり、売り主が損をしてしまったりするので、相場価格も踏まえて値下げ価格を検討しましょう。

 

また、買い手から値下げ交渉があった場合は、トラブル防止のためにも自分で対応せずに、不動産会社を通して対応するのをおすすめします。

不動産会社と適正価格と下げ幅を相談しておき、納得のいく価格で売却を進めましょう。

 

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