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土地・空き家のこと

2025.10.23

土地売却のメリットとデメリットを解説!

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こんにちは。郡山市の不動産会社「アイエス宅建」の鈴木です。

 

所有している土地を売却しようか迷っている方の中には、「本当に売却して良いのだろうか」「メリットだけでなくデメリットも知っておきたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

 

今回のコラムでは土地売却のメリットとデメリットをご紹介します。

土地を保有し続ける場合のメリットとデメリットについても解説しますので、土地売却の判断材料として、ぜひ最後までご覧ください。

土地

 

 

土地を売却することにメリットはある?

使用予定のない土地や遠方にある土地をお持ちの場合、売却によって得られる利点は大きいといえます。

主なメリットを4つご紹介します。

 

まとまった現金を手にできる

土地を売却する最大のメリットは、まとまった現金を手にできることです。

売却で得た資金は、住宅ローンなどの借入金の返済に充てたり、株式や投資信託などの金融資産への組み換えや新たな事業の資金として活用したりもできるでしょう。

 

相続が発生した際の納税資金としても活用できるため、相続税の支払いに不安がある方にとっても有効な選択肢といえます。

 

固定資産税や都市計画税の負担がなくなる

土地を所有している限り、毎年固定資産税と都市計画税(市街化区域内の場合)の納付義務が発生します。

使用していない土地であっても課税されるため、年間の負担は決して小さくありません。

土地を売却すれば、これらの税負担から解放されます。

 

ただし、固定資産税は1月1日時点の所有者に課税されます。

売却した年の固定資産税は売却日までの日割り分を精算する必要がある点は覚えておきましょう。

 

不動産を売却する際の固定資産税の対応については「不動産売却時の固定資産税はどうなる?精算方法と注意点を解説」もご覧ください。

 

土地の管理から解放される

所有している土地は定期的な管理が必要です。

空き地の場合でも雑草の除草や不法投棄の監視、防犯対策など、さまざまな手間がかかります。

管理を怠ると、近隣住民とのトラブルに発展したり、行政からの指導を受けたりする可能性も。

 

土地が遠方にある場合は管理のために足を運ぶのも大変ですし、管理会社へ委託した場合はその費用負担が大きくなりがちです。

 

土地を売却すれば、こうした管理の手間や費用から解放され、時間的・精神的な負担が軽減されます。

 

相続時の資産分割がスムーズになる

土地などの不動産は、複数の相続人がいる場合に分割が難しく、相続トラブルの原因になりがちです。

また、土地を法的に分割する「分筆」には、測量費用や登記費用などのコストがかかる上、手続きにも時間を要します。

 

売却して現金化しておけば、こうした複雑な手続きを経ることなく、公平でスムーズな資産承継が可能です。

 

 

土地を売却するデメリット

土地売却にはメリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。

売却を決断する前に、デメリットについてもしっかりと理解しておきましょう。

 

譲渡所得税や諸費用が発生する

土地を売却して利益(譲渡所得)が出た場合、譲渡所得税と住民税の支払いが必要になります。

 

また、売却費用として仲介手数料、測量費用、売買契約書の印紙税、所有権移転登記の登録免許税なども必要です。

売却価格の全額が手元に残るわけではない点に注意が必要です。

 

ただし、特定の条件に当てはまれば、最大3,000万円の特別控除など、非常に大きな節税効果のある特例が利用できる可能性があります。

 

将来的な収益機会を失う

土地を売却すると、その土地から得られる可能性のあった収益を放棄することになります。

駐車場経営や賃貸物件の建築など、土地活用による安定した収入を得る機会を失うかもしれません。

 

特に、立地条件が良い土地や将来的に地価の上昇が見込まれる土地の場合、売却すべきか慎重に判断しましょう。

 

ただし、そのような活用をしたからといって必ずしも利益が出るとは限りません。

 

相続税の節税効果がなくなる

土地などの不動産は、現金と比較して相続税評価額が低くなるため、相続税の節税効果があります。

特に建物が建っている土地の場合、「小規模宅地等の特例」を活用すれば、相続税評価額を大幅に減額できるケースもあります。

 

土地を売却して現金化すると、こうした節税メリットを受けられなくなります。

相続を見据えている場合は、不動産会社や税理士などの専門家に相談した上で判断することをおすすめします。

 

土地の売却を検討する際は、売れやすさも重要な判断材料です。

こちらのコラムでは、売れる土地と売れない土地の違いについて詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

売れる土地・売れない土地は何が違う?特徴や売却の工夫を確認!

 

 

土地を売却せずに所有・活用するメリット・デメリット

駐車場

土地を売却せずに保有し続ける選択肢についても考えてみましょう。

売却と比較した際の所有・活用のメリットとデメリットをご紹介します。

 

土地を所有、活用するメリット

土地を所有する最大のメリットは、活用することで継続的な収益を得られる可能性があることです。

 

駅に近い土地であれば賃貸マンションやアパート経営、幹線道路沿いの土地であれば駐車場経営や事業用地としての貸し出しなど、立地条件に応じた活用方法があります。

適切に活用・運用できれば、長期的に安定した収入源となるでしょう。

 

また、将来的に地価が上昇した際に、より高い価格で売却できる可能性もあります。

さらに、売却するデメリットのところでご説明した通り、相続税の節税効果もあります。

 

土地を所有、活用するデメリット

一方で、土地を活用するには初期投資が必要になります。

 

賃貸物件を建築する場合は多額の建築費用がかかり、駐車場経営でも整備費用が発生します。

さらに、固定資産税や都市計画税の支払い、定期的な修繕費用などのランニングコストも継続的に発生します。

 

また、活用したからといって必ずしも利益が出るとは限らないことにも要注意!

賃貸経営では空室リスクや家賃下落リスク、金利上昇リスクなども考慮が必要で、立地条件が良くない土地や、人口減少が進むエリアの土地では、安定した収益を得ることが難しい場合もあります。

 

管理の手間や時間的負担も継続するため、遠方の土地では管理委託費用も必要になります。

これは活用せずに土地を所有しているだけでも継続的にかかります。

 

こうした点を総合的に考えると、使用予定がなく立地条件もそれほど良くない土地については、売却を検討するほうが合理的といえるでしょう。

 

 

土地売却のメリットとデメリットを知って適切な判断を

土地を売却することで、まとまった現金の取得、税負担や管理の手間からの解放、相続時のスムーズな資産分割など、多くのメリットを得られます。

 

一方で、譲渡に伴う税金や諸費用がかかるほか、立地条件の良い土地の場合は、土地を活用して得られたかもしれない収益の機会を手放すことになる可能性も。

相続の際には、土地を活用した節税が難しくなる場合があります。

 

売却か保有・活用かの判断は、土地の立地条件、将来的な利用予定、資金需要、相続の見通しなど、さまざまなな要素を総合的に考慮して行う必要があります。

特に、使用予定のない土地や遠方の土地、管理が負担になっている土地については、早めの売却を検討されることをおすすめします。

 

郡山市で不動産売却をお考えなら、不動産会社「アイエス宅建」にご相談ください。

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