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不動産査定のこと

2025.12.01

不動産査定が高すぎるのは良くない!?理由と対処法を解説

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こんにちは。郡山市の不動産会社「アイエス宅建」の鈴木です。

 

不動産の売却査定を依頼した際、予想よりも高い金額を提示されて「本当にこの値段で売れるのだろうか?」と疑問に思うことはありませんか?

実は、高すぎる査定額には注意が必要です。

 

今回は、不動産査定が高くなる理由や、高額な査定を提示されたときの対処法、そして信頼できる不動産会社を選ぶポイントを解説します。

 

不動産売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

不動産査定

 

 

不動産査定が高すぎる!高い査定額の理由とは

複数の不動産会社に査定を依頼すると、査定額に差が出ることがあります。

高い査定額を出した不動産会社に決めてしまいたくなりますが、高い査定額が必ずしも良いわけではありません。

 

高すぎる査定額が出る背景を見ていきましょう。

 

媒介契約を取るための「高額査定」

一部の不動産会社は、媒介契約(売却の依頼契約)を獲得するために、意図的に高めの査定額を提示することがあります。

複数社に査定を依頼している売主に対し、「他社より高く評価してもらえた」「他社に依頼するより高く売れるかも」と思わせることで、契約を取りやすくする狙いがあるのです。

 

しかし、高い査定額を提示したからといって、その金額で確実に売れるとは限りません。

契約を優先し、相場の売却価格よりも高く見積もっているケースもあるため、注意が必要です。

 

不動産会社の経験や実績の差

査定額は、過去の成約事例や市場データをもとに算出されますが、保有する情報量や分析力は会社によって異なります。

実績が豊富な会社ほど、多くのデータから精度の高い査定を行えます。

 

一方で、経験が浅い会社やそのエリアでの取引が少ない会社では、市場相場の把握が不十分で、査定額に誤差が生じやすくなります。

 

物件のマイナス要因を十分に反映できていない

建物の老朽化や周辺環境の課題など、マイナス要素が十分に評価に反映されていないと、実態より高い査定額が出ることもあります。

特に、現地確認を行わずデータのみで算出する「机上査定(簡易査定)」では、こうしたズレが起こりやすい傾向があります。

 

 

不動産査定が高すぎると感じた場合はどうする?

高い査定額をそのまま信じて売却を進めてしまうと、売却活動の長期化や値下げリスクにつながります。

高すぎる査定を提示された際に確認すべきポイントを紹介します。

 

査定額の根拠を確認する

まずは、査定額の根拠を不動産会社に必ず尋ねましょう。

信頼できる会社であれば、参考にした取引事例や重視した要素(立地・築年数・販売戦略など)を具体的に説明してくれます。

 

「人気エリアだから」「最近相場が上がっている」など、根拠の薄い説明しかない場合は要注意です。

根拠が不十分な査定であれば、他社の査定結果と比較し、冷静に判断しましょう。

 

周辺の成約事例を自分でも調べる

査定額の妥当性を見極めるには、自分でも相場を調べておくことが重要です。

国土交通省の「不動産情報ライブラリ」や、不動産流通機構の「レインズ・マーケット・インフォメーション」などを利用すれば、過去の成約価格を確認できます。

同じエリア・似た条件の物件がどの価格で取引されているかを知ることで、提示された査定が相場と比べて高いかどうかを判断できるでしょう。

 

不動産査定の算出方法については、「不動産査定の計算方法を知ろう。査定の種類や注意点もご紹介」もあわせてご覧ください。

 

複数の不動産会社に査定を依頼する

1社だけの査定では、適正価格を見極めるのは難しいものです。

最低でも3社以上に査定を依頼し、金額や説明内容を比較することをおすすめします。

 

査定額の差だけでなく、担当者の対応・説明の丁寧さ・販売戦略の現実性などもチェックしましょう。

こうした比較を通して、誠実に対応してくれる会社を見つけやすくなります。

 

不動産価格の決め方については、「不動産価格の適正な決め方と売却成功のポイント」でも詳しく解説しています。

 

 

不動産の高すぎる査定額で失敗しないために

不動産査定の計算

高い査定額を見ると「この会社にお願いしよう」と思いがちですが、必ずしも良い結果になるとは限りません。

トラブルを防ぐために注意すべき点と、信頼できる不動産会社を選ぶポイントを押さえておきましょう。

 

高すぎる価格で売り出すリスク

相場より高く売り出すと、問い合わせが減って売れ残るリスクが高まります。

掲載期間が長くなると「売れ残り物件」と見なされ、さらに売れにくくなる悪循環に陥ることも。

 

売却が長期化すると、固定資産税や管理費などの維持コストもかかり続けます。

途中で値下げしても、「もっと下がるかも」と買い手に思われ、結果的に希望価格よりも低く売却せざるを得ないケースもあります。

 

査定額だけで不動産会社を選ばない

不動産会社を選ぶ際は、査定額の高さだけで判断しないことが大切です。

高額な査定を提示されると魅力的に感じますが、その金額で売れる保証はありません。

 

「なぜその価格になったのか」を明確に説明し、現実的な販売計画を提案してくれる会社を選ぶことが成功のカギです。

 

信頼できる不動産会社を見極めるポイント

信頼できる会社かどうかは、以下の点をよくチェックしましょう。

  • 査定額の根拠を具体的に説明してくれるか
  • 契約を急かさず、売主の意向を尊重してくれるか
  • 地域での取引実績が豊富で、相場を正確に把握しているか

 

「高い査定額を出すこと」よりも、「売れる価格を提案する姿勢」を持つ会社こそ、結果的に満足度の高い売却につながります。

 

不動産会社の選び方は、「不動産売却時の不動産会社の選び方は?大手・中小の特徴も知ろう」もぜひ参考にしてください。

 

 

高すぎる不動産査定には要注意!根拠を確認して冷静な判断を

不動産査定が高すぎると感じたら、その根拠をしっかり確認し、周辺の成約価格を自分でも調べることが大切です。

また、複数の不動産会社に査定を依頼して比較することで、適正な相場を見極められます。

 

査定額だけで依頼先を決めるのではなく、説明の丁寧さ・実績・地域への理解などを総合的に判断しましょう。

信頼できる不動産会社を選ぶことが、納得できる売却への第一歩です。

 

郡山市で不動産売却をお考えなら、不動産会社「アイエス宅建」にご相談ください。

お客様一人ひとりにあったアドバイスで不動産売買をサポートいたします!

 

この記事を書いた人

代表取締役 社長鈴木 超示良

一緒に働く従業員がともに夢をもち、同じ理念のもと明るく楽しく気持ちよく働ける会社にすることで、不動産売買仲介業を通してお客様の理想を実現してまいります。

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