不動産売却お役立ち情報ブログ

不動産査定のこと

2025.07.28

不動産買取では仲介手数料は不要!その理由と実際に必要な費用を解説

facebook

twitter

line

こんにちは。郡山市の不動産会社「アイエス宅建」の鈴木です。

 

不動産買取とは、不動産を「不動産会社が直接購入する」という売却方法のこと。

不動産売却の方法の一つ「不動産買取」には、仲介手数料はかかりません。

なぜ、不動産買取では仲介手数料が不要なのか、疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回のコラムでは、不動産買取で仲介手数料が不要な理由や発生する費用の詳細、買取のメリット、そして信頼できる不動産会社の選び方について詳しく解説します。

買取による不動産売却をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

不動産買取

 

 

不動産買取とは

不動産買取とは、売主様が所有する不動産を「不動産会社が直接購入する」という売却方法です。

 

一般的な仲介による売却では、不動産会社が売主様と買主様の間に入って売買契約の成立をサポートします。

これに対して買取では、不動産会社自体が買主となるため、売主様と不動産会社が直接売買契約を結ぶことになります。

 

不動産買取と仲介による不動産売買との違い

不動産売却における、買取と仲介の主な違いを以下にまとめました。

 

【買取の特徴】

  • 買い手:不動産会社
  • 売却期間:短期間(数週間程度)
  • 売却価格:市場価格より安くなる傾向
  • 仲介手数料:不要
  • 内覧対応:不要

 

【仲介の特徴】

  • 買い手:一般の個人・法人
  • 売却期間:数カ月から1年程度
  • 売却価格:市場価格に近い額
  • 仲介手数料:必要
  • 内覧対応:必要

 

不動産買取の最大の特徴は、買い手を探す必要がないため売却期間が短いことです。

必ず売却できるとは限らないものの、不動産会社が直接購入するため、建物の状態や立地条件に関わらず売却できる可能性も高くなります。

 

売却価格は仲介による相場よりも下がる傾向がありますが、内覧などの細かな対応も不要となることが多いです。

 

仲介と買取の詳しい違いについては、こちらのコラムで詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。

不動産の仲介と買取の違いは?メリット・デメリットは?どっちを選ぶ?

 

 

不動産買取で仲介手数料は不要!かかる税金・手数料とは

不動産買取で仲介手数料が発生しない理由は、「仲介」という行為が発生しないためです。

 

仲介手数料とは、不動産会社が売主様と買主様の間に入って売買契約の成立をサポートした対価として支払われる成功報酬です。

物件の査定、販売活動、買主様との条件交渉、契約手続きなどの業務に対する報酬となります。

 

しかし、不動産買取の場合は不動産会社自体が買い手となるため、第三者の買主様を探したり、条件交渉を仲介したりする必要がありません。

そのため、仲介業務が発生せず、仲介手数料も不要となるのです。

 

仲介手数料の詳しい計算方法や相場については、こちらのコラムで解説していますので、ぜひ参考にしてください。

不動産売却の仲介手数料はいくらかかる?上限額や計算方法もご紹介

 

不動産買取で発生する税金・手数料

不動産買取で売却すると仲介手数料は不要ですが、下記のような税金や手数料は発生します。

 

印紙税

売買契約書に貼付する収入印紙代として印紙税がかかります。

税額は売買金額に応じて決まり、軽減措置が適用される場合があります。

 

登録免許税

住宅ローンが残っている物件を売却する際は、抵当権を抹消する必要があります。

抵当権抹消登記にかかる登録免許税は不動産1件につき1,000円で、土地と建物であれば2件で2,000円となります。

 

司法書士報酬

抵当権抹消登記を司法書士に依頼する場合の報酬です。

報酬の相場は1万円~3万円程度です。
登記手続きは自分で進めることもできます。

 

住宅ローン一括返済手数料

住宅ローンの残債がある場合、それを一括返済する際に金融機関に支払う手数料です。

金額は数千円~3万円程度が一般的です。

 

譲渡所得税

売却によって利益が出た場合にかかる税金です。

 

譲渡所得税は売却した不動産の所有年数によって税率が異なり、以下の2種類があります。

 

  • 短期譲渡所得税(所有期間5年以下):所得税率30%・住民税率9%
  • 長期譲渡所得税(所有期間5年超):所得税率15%・住民税率5%

※所得税に対して2.1%の復興特別所得税が別途かかります

 

ただし、マイホームの売却では3,000万円の特別控除が適用される場合があり、多くのケースで税金はかからないか軽減されます。

 

不動産買取のメリット

不動産買取には仲介手数料がかからないこと以外にも、以下のようなメリットがあります。

 

現金化がスピーディ

買い手を探す必要がないため、不動産会社との条件が合えば現金化まで短期間で進められるのが大きなメリットです。

一般の買主様向けの内覧対応や清掃などの販売活動も不要なため、手間をかけずに進められます。

 

相続税の納税資金確保や住み替えなど、急いで現金化したい場合に適しています。

 

周囲に知られずに売却可能

仲介のように広告を出したりポータルサイトに掲載したりする必要がないため、近隣に売却の事実を知られることなく売却を進められます。

 

契約不適合責任の免責

不動産買取では、売却後に発見された建物の不具合について売主様が責任を負う「契約不適合責任」が免責されることが一般的です。

売却後のトラブルリスクを避けられるのは大きなメリットといえるでしょう。

 

現状のまま売却可能

建物の状態や立地条件に関わらず、リフォームや修繕をせずに現状のまま売却できることが多くなっています。

一般の買い手には敬遠されがちな、相続した空き家や築年数

 

 

買取を依頼する不動産会社選びのポイント

一軒家の不動産をお勧めするビジネスマン

不動産買取を成功させるには、信頼できる不動産会社選びが欠かせません。

不動産会社によって買取価格や対応が大きく異なるため、以下のポイントを確認して慎重に選びましょう。

 

買取実績の豊富さ

過去の買取実績や取扱件数が多い不動産会社は、さまざまな物件に対応できるノウハウを持っています。

ホームページなどで公開されている事例などをチェックしましょう。

 

査定価格の妥当性

複数社に査定を依頼し、価格を比較検討することをおすすめします。

 

できるだけ高い査定価格を出してくれる不動産会社を選びたくなりますが、異常に高い査定額を提示された場合は注意が必要です。

適正な市場価格を踏まえた現実的な査定額を提示する不動産会社を選びましょう。

 

地域密着度

売却予定の物件がある地域に精通している不動産会社は、地域特性を踏まえた適切な価格設定ができます。

地元での販売ルートや再販のノウハウを持っている可能性も高く、より良い条件での買取が期待できるでしょう。

 

対応の丁寧さ

不動産買取の流れや費用について丁寧に説明してくれる不動産会社を選びましょう。

疑問点や不安な点に対して誠実に対応してくれるかどうかも重要な判断材料になります。

 

 

不動産買取なら仲介手数料不要でスムーズな現金化が可能

不動産買取では、不動産会社が直接買い手となるため仲介手数料はかかりません。

また、仲介のように一般の買主様を探す必要がないためスピーディな売却が可能で、内覧対応や販売活動の手間も不要になります。

 

一方で、売却価格は市場価格より安くなる傾向があるため、売却の目的や状況に応じて仲介との比較検討が必要でしょう。

 

不動産買取を検討される際は、複数の不動産会社に査定を依頼し、実績や対応力を総合的に判断して選ぶことが成功のカギとなります。

 

郡山市で不動産売却をお考えなら、不動産会社「アイエス宅建」にご相談ください。

お客様一人ひとりにあったアドバイスで不動産売買をサポートいたします!

 

この記事を書いた人

代表取締役 社長鈴木 超示良

一緒に働く従業員がともに夢をもち、同じ理念のもと明るく楽しく気持ちよく働ける会社にすることで、不動産売買仲介業を通してお客様の理想を実現してまいります。

facebook

twitter

line

不動産に関する
ご相談・お問い合わせ・査定は
全て無料で承ります。

豊富な実績と経験で自信を持って
最善のご提案をいたします。
お気軽にお問い合わせください。