こんにちは。郡山市の不動産会社「アイエス宅建」の鈴木です。
不動産売却では「できるだけ高く売りたいからもう少し様子を見たい」「手間もかかるし、今すぐに売らなくてもいいかな」と思いがちですが、あまり時間をかけることはおすすめできません。
活用予定のない不動産は、所有しているだけでコストやリスクが発生しますよ。
今回は、不動産の早期売却を目指すべき理由や、早く売るための準備、不動産会社の選び方など、早期売却を成功させるポイントをご紹介します。

不動産は早期売却を目指すべきな理由
活用していない不動産は、所有しているだけでコストやリスクがあるものです。
具体的には以下のようなリスクがあるため、早めに売却できるよう対策をとることをおすすめします。
空き家状態が続くリスク
誰も住まない空き家のまま放置すると、建物の劣化が急速に進みます。
人が住んでいない家は換気や清掃が行き届かず、湿気がこもりやすく、カビやシロアリの被害も発生しやすくなるのです。
さらに、空き家でも固定資産税は毎年発生しますし、維持管理のための水道や電気の基本料金、火災保険料などもかかり続けます。
売却が遅れるほど、維持コストが積み重なっていくのです。
建物価値の減少リスク
木造住宅の法定耐用年数は22年とされており、市場では築20年を超えると建物の価値はほぼゼロとして扱われる傾向があります。
購入検討者も、築10年以内、築20年以内といった条件で物件を絞り込むことが多く、築年数が経過するほど買い手がつきにくくなります。
不動産市場の価格変動リスク
不動産市場の相場価格は常に変動しています。
かつては「土地は値下がりしない」という土地神話がありましたが、少子化が進み住宅需要も変化している現代では、全ての土地がそうとは限りません。
一方で、売却のタイミングによっては税制面でのメリットを受けられるケースもあります。
例えば、相続した空き家を売却する場合、相続開始から3年以内であれば譲渡所得の3,000万円特別控除が適用できる可能性があります。
そのため、適切なタイミングを逃さず売却することも重要です。
不動産を早期売却するには?まずは依頼先選びと準備が重要
不動産の早期売却を実現するには、信頼できる不動産会社選びと事前準備が欠かせません。
不動産会社の選び方
不動産会社選びは、早期売却を左右する重要な要素です。
そのため、査定は複数の不動産会社へ依頼し、査定額だけでなく担当者の対応や販売戦略を比較することをおすすめします。
絞り方としては、適切な査定額を提示してくれるほか、地域に精通している不動産会社を選ぶことが大切です。
地域の相場価格や売却実績を把握している会社であれば、効果的な販売戦略を提案してくれます。
また、担当者の対応が迅速かつ誠実であるかも重要です。
レスポンスの早さ、説明の丁寧さは信頼度に直結します。
郡山市の不動産会社「アイエス宅建」では、地域密着型の営業で郡山市内の不動産市場に精通しており、お客様一人ひとりの状況に合わせた最適な売却プランをご提案していますので、ぜひお気軽にご相談くださいね!
必要書類の準備
不動産売却には、以下のような書類を準備する必要があります。
査定の段階から必要になる書類もあるため、事前に準備しておきましょう。
- 登記済権利証または登記識別情報
- 固定資産税納税通知書
- 購入時の売買契約書
- 住宅ローンの返済予定表(ローンが残っている場合)
適正価格の把握と価格戦略
早期売却を実現するには、適正な価格設定が不可欠です。
高すぎる売り出し価格は売却を遅らせ、低すぎる価格は損失につながります。
周辺の類似物件を調べて市場価格を基準にし、不動産会社と相談しながら売り出し価格を設定しましょう。
早期売却を狙う場合は、相場よりやや低めに設定することで購入希望者の関心を集めやすくなります。
また、購入希望者から値引き交渉が入ることも想定し、どこまでなら値引きに応じられるか、最低ラインをあらかじめ決めておくことも重要です。
不動産価格の適正な決め方はこちらのコラムでも詳しくご紹介しています。
内覧準備とホームインスペクション
内覧の印象で売却が決まることも珍しくありません。
内覧前には以下の点を意識して室内を整えましょう。
- 室内・水回りをしっかり掃除する
- 整理整頓を徹底し、不要な荷物や家具は処分する
- 明るさを確保し、開放的な雰囲気に整える
清掃で家の中を整えることはもちろん、荷物を減らすなどして室内をできる限り広く見えるようにすることも大切です。
掃除の際は、嫌なにおいが発生していないかなど、特に水回りは入念にチェックしましょう。
また、ホームインスペクション(住宅診断)を受けるのもおすすめです。
専門家による客観的な診断結果があれば、購入希望者の不安を軽減でき、購入の後押しとなります。
既存住宅瑕疵保険への加入
既存住宅瑕疵保険は、売却後に建物の不具合が見つかった際の修繕費を補償する保険です。
この保険に加入しておくことで、買主様にとって大きな安心材料となり、購入の後押しになります。
不動産の早期売却が難しいなら「買取」もあり

仲介で買い手がなかなか見つからない場合や、急いで現金化したい事情があるときは不動産会社による「買取」もぜひ検討を。
不動産会社が直接買い取るため、買い手を探す期間が不要で、数日から1カ月程度で売却が完了するスピード感が最大のメリット。
仲介手数料が不要なので費用を押さえられ、売却後に建物に不具合が見つかった場合の契約不適合責任も免除されるため、売却後のトラブルを心配する必要がありません。
一方で、売却価格は市場価格の6~8割程度になるのが一般的です。
不動産会社は買い取った物件をリフォームなどして再販するため、その分の利益を見込んで買取価格を設定するからです。
例えば以下のようなケースでは、買取を検討するのも一つの方法です。
- すぐに現金化したい
- 相続した物件を早く処分したい
- 建物の老朽化が激しく、修繕費用をかけたくない
買い手が付きにくい古い物件や老朽化した物件、立地条件が良くない物件なども、買取ならスムーズに売却できるでしょう。
買取と仲介の違いについて、さらに詳しく知りたい方はこちらのコラムもご覧ください。
不動産の仲介と買取の違いは?メリット・デメリットは?どっちを選ぶ?
また、こちらのコラムで売りにくい土地についても知っておくと、仲介か買取かの判断材料になると思います。
売れる土地・売れない土地は何が違う?特徴や売却の工夫を確認!
不動産の早期売却には信頼できるパートナー選びと計画的な準備を
不動産の売却に時間をかけていると、維持費がかさみ、建物の劣化による価値の低下や価格変動のリスクがあります。
売却を検討しているなら、早期売却を目指すのがおすすめです。
不動産の早期売却を成功させるには、適正な価格設定や計画的な準備、そして信頼できる不動産会社選びが重要。
買い手が付きにくい物件や早く現金化したいという場合は、不動産会社による買取も選択肢の一つです。
郡山市で不動産売却をお考えなら、不動産会社「アイエス宅建」にご相談ください。
お客様一人ひとりにあったアドバイスで不動産売買をサポートいたします!
