不動産売却のコツ
2023.11.22
家の売却時の引越しはいつ？注意点や準備・手続きをチェック
こんにちは。郡山市の不動産会社「アイエスホールディングス」の鈴木です。
家を売却する際に気になるのが引越しのタイミング。
一体いつまでに引越しを完了すれば良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、家を売却する際の引越しについて解説します。
引越しのタイミングとともに、不動産売却の流れや引越しの注意点、引越しに必要な準備などもご紹介しますので、ぜひご覧ください。
家を売却するときの引越しはいつ？
家を売却するときの引越しは、一般的には買主へ物件を「引き渡す日の前日」までに行います。
引き渡し日当日には家を空の状態にし、買主へ鍵を渡す必要があるので、遅くても引き渡しの前日までには完了させておきましょう。
引越しのベストタイミングは住み替え方法によって異なる
一般的に引越しは引き渡し日の前日までに行えば問題ありません。
しかし、住み替えの場合は、家の売却と購入のどちらが先なのかによって、引越しのベストなタイミングが異なります。
住み替えの流れは、「売り先行」と「買い先行」の2種類があります。
- 売り先行：今の家を売却してから新居を購入する方法
- 買い先行：先に新居を購入してから今の家を売却する方法
売り先行の場合の引越しのベストタイミングは「売買契約を結んだ日から1カ月以内」。
一方、買い先行の場合の引越しのベストタイミングはとくになく、今の家の引き渡し日前日までであればOKです。
これは、不動産売却の流れが関係しています。
家を売却する際は、主に次のような流れで行います。
- 物件相場を調べるなど情報収集する
- 不動産会社に相談し、査定を依頼する
- 不動産会社と媒介契約を結ぶ
- 不動産会社が売却活動を行う
- 買主と売買契約を結ぶ（手付金を買主から受け取る）
- 物件の引き渡しを行う（残金を買主から受け取る）
買主が住宅ローンを使用する場合は、その審査、実行のため、売買契約から物件の引き渡しまで1か月ほどの期間があります。
住宅ローンを使用しない場合は、さらに短くなる場合や審査結果により1か月以上かかる場合もあります。
そのため、「売り先行」であればその期間内である約1カ月の間に引越しを行うと安心でしょう。
一方、「買い先行」の場合、すでに新居の引き渡しが完了しているのであれば、今の家を引き渡す前日以前であればいつ引越しをしても問題はありません。
早めに引越しをすれば、内覧時に荷物がないきれいな状態にしておくことができるので、好印象を与えられるでしょう。
ただし、売買契約前に引越しをした場合、いつまでも今の家が売れないと、住宅ローンが二重にかかるなど両方の住居費が発生してしまう恐れがあるので、注意が必要です。
不動産売却の契約や住み替えの流れについては、下記のコラムでもご紹介していますのであわせてご覧ください。
家の売却時の引越しで注意すること
家の売却時に引越しをするにあたって、いくつか注意すべきポイントがあります。
住み替えの場合は仮住まいが必要なことがある
住み替えで売り先行の場合、今の家の引き渡し日前日までに新居が見つからない場合は、仮住まいを探す必要があります。
仮住まいになると、仮住まいにかかる賃料や引越し代金に加え、新居が見つかったあとにさらに引越しする際の引越し代金もかかってしまいます。
住み替えの場合は、しっかりとスケジュールを組んで調整しましょう。
売買契約成立後でも契約がキャンセルになることがある
買主がローン審査に通らなかった場合などは、売買契約が成立した後でも、契約が白紙となることがあります。
引越しは売買契約を結んですぐに行うのは避け、ローン審査が通過したことがわかるまで控えると安心です。
家の売却で引越す際に必要な準備や手続き
引越しには、次のようにさまざまな手続きが発生します。
- 火災保険の変更・解約
- インターネット回線の引越し・解約
- 水道・ガス・電気の引越し・解約
- 粗大ごみの処分
- 引越し業者の手配
- 子どもの転園・転校 など
家の売却や新居探しに没頭するがあまり、これらの手続きを忘れてしまうと、引越しの際にさまざまなトラブルが発生する恐れがあります。
各種手続きに漏れがないよう注意しましょう。
また、このほかにも、役所では「転出届・転入届の提出」や「児童手当の住所変更」、郵便局に「郵便転送依頼」などの手続きが必要になる場合もあります。
家の売却時の引越しは引き渡し日の前日までに
家の売却時、引き渡し日当日には家を空の状態にし、買主へ鍵を渡す必要があります。
そのため、家を売却するときの引越しは、一般的には買主へ物件を「引き渡す日の前日」までに行いましょう。
なお、住み替えの場合は、「売り先行」か「買い先行」かによって、引越しのベストなタイミングが異なります。
売り先行の場合の引越しのタイミングは、買主が住宅ローンを使用するかどうかによっても前後しますが「売買契約を結んだ日から1カ月以内」が目安。
一方、買い先行の場合は、今の家の引き渡し日前日までであればいつでもOKです。
家の売却時に引越しをする際は、住み替えの場合は仮住まいが必要なこと、売買契約成立後でも契約がキャンセルになる場合がある点についてもご注意を。
また、引越しに伴いさまざまな手続きが発生しますので、手続き漏れがないよう、しっかりチェックしてスムーズな引越しを叶えましょう。
郡山市から県南地域の不動産売却をお考えなら、不動産会社「アイエスホールディングス」にご相談ください。
お客様一人ひとりにあったアドバイスで不動産売買をサポートいたします。
この記事を書いた人
代表取締役 社長鈴木 超示良
一緒に働く従業員がともに夢をもち、同じ理念のもと明るく楽しく気持ちよく働ける会社にすることで、不動産売買仲介業を通してお客様の理想を実現してまいります。