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住宅ローンのこと

2024.02.29

競売にかけられたらどうなる?競売を避けるためにできることも紹介

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こんにちは。郡山市の不動産会社「アイエスホールディングス」の鈴木です。

 

家を競売で手放すことになった場合、どのように進んでいくのか知らないと不安が大きいですよね。

そこで今回のコラムでは、家が競売にかけられたどうなるのかを流れに沿って解説します。

 

競売のデメリットや競売を避けるための対策などもご紹介しますので、事前知識としてぜひ知っておいてくださいね。

競売

 

 

競売とは?

競売とは、債権回収のために債務者が行う売却行為です。

債権者が裁判所の許可を得て債務者の財産を差し押さえ・処分し、売却金から債権を回収します。

 

競売が行われるケースとしては、住宅ローンの返済を滞納しているケースなどをイメージされるのではないでしょうか。

 

しかし、その債務に対して物件が担保になっているかどうかは関係なく、マンションなどの管理費滞納、消費者金融からの借入の返済滞納などの理由から、競売にかけられるケースもあります。

 

 

家が競売にかけられたらどうなる?

競売による売却は、売却価格が一般的な市場相場の5~8割程度になるといわれます。

売却金でローンが完済できなければ残債の返済は続きますので、自宅を安く手放した上、ローン返済が続くという状態になってしまうことも。

なお、ほとんどの場合、競売後の残債は一括返済をもとめられます。

 

競売にかかる費用は債務者が支払わなくてはいけないので、これも負担が大きい部分。

手数料や登記費用、予納金など、その費用は100万円程度で、住宅ローンを滞納している人にとっては大きな負担でしょう。

 

また、競売にかけられたことは裁判所やネット上で情報公開されます。

現地調査のために自宅に関係者が出入りすることもあり、自宅が競売にかけられたことをご近所に知られてしまいます。

 

さらに、ローン返済を滞納していた場合は、信用情報期間に事故情報が登録され、一定期間は新たなローンが組めなくなってしまいます。

その期間は一般的には5年で、クレジットカードの新規作成も難しいでしょう。

 

競売の流れ

家が競売にかけられてから売却が決定するまでの流れをご紹介します。

 

①金融機関から督促状が届く

住宅ローンを滞納すると、金融機関から督促状が届きます。

 

②債権者による競売の申し立て

返済を滞納している状態が3~6カ月程度続くと、債権者が競売申し立てをし、裁判所が受理をすると競売の手続きがスタートします。

 

③競売開始通知が届く

競売の手続きが始まると、債務者へ裁判所から競売開始通知が届きます。

執行官が現地調査を行い、物件の売却基準額を決定します。

 

④期間入札通知が届く

競売の内容が決まったら、裁判所から期間入札通知が届きます。

期間入札通知には、入札の開始から終了までの期間、開札日、売却基準価額などが記載されています。

 

⑤入札手続き・開札手続き・落札

期間入札通知到着の1カ月半~2カ月後程度で、入札が開始されます。

期間中、購入希望者が金額を指定して入札し、一番高い金額で入札した人が落札します。

 

⑥裁判所が売却の許可を出す

裁判所が買受人の調査をして、問題がなければ売却の許可を出します。

買受人は期間内に裁判所へ代金を納付し、 所有権移転の手続きをして競売による売却が完了です。

 

⑦立ち退きの強制執行

所有権が移転した時点で売主が家から退去していないと、不法占拠になってしまいます。

自主的に退去しない場合は、強制執行で明け渡し・立ち退きとなります。

 

 

競売にかけられそうな場合は?競売を避けるためにできること

不動産売却の中でも競売はデメリットが大きいので、できれば避けたいものですよね。

例えば、債権者から督促をされた時点で滞納金を返済すれば、競売には移行しません。

 

滞納金を返済するのが難しい場合は、競売にかけられる前に不動産売却を進めるのも方法の一つ。

市場での売却なら競売よりも高く売れる可能性があり、売却金でローン残債を完済できるかもしれません。

売却金でローン残債を完済できない「オーバーローン」の場合にも、任意売却で不動産を売却できるケースもありますよ。

 

ローン返済を滞納し始めてから競売の手続きに移行するまでは半年程度。

競売の手続きがスタートしても、入札開始の前日までには取り下げることも可能です。

任意売却を進めていることなどを理由に、競売を取り下げてもらえないか債権者へ相談してみましょう。

債権者の目的は債権を回収することですから、競売よりも早く・高く売れる売却方法があるなら、競売を取り下げてくれるかもしれません。

 

イエステーションの売却事例でも、住宅ローン返済の滞納状態から競売を避けて任意売却をしたケースがありますよ。

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家の売却で少しでも赤字を抑えて進めるためには、販売力のある不動産会社に依頼すること、できるだけ早く売却を進めることが大切!

家の売却でマイナスを発生させない対策とは?赤字を抑える方法も確認!」のコラムでも詳しく解説していますので、あわせてご覧くださいね。

 

 

競売にかけられたらどうなるか事前に知って不安を解消!

競売は、債権者が債務者の財産を差し押さえて売却する債権回収の方法です。

競売にかけられたらどうなるのか不安があるかと思いますが、事前に流れを知っておくだけでも落ち着いて対応できるのではないでしょうか。

 

競売にかけられたら裁判所から競売開始通知が届き、指定期間で入札が行われ、一番高い金額を入札した人に落札されます。

買受人が売却金を納付して所有権移転の手続きが済むまでには、退去していなくてはいけません。

 

競売による売却は、価格が市場相場の5~8割程度になることが多いです。

家を安く手放した上に、売却金でローンを完済できなければ借金が残ってしまいます。

 

少しでも有利に売却を進めるには、任意売却も検討を。

任意売却で競売よりも早く・高く売れそうなら、債権者も競売を取り下げてくれる可能性がありますよ。

競売の手続きがスタートしている場合は、入札開始の前日までなら取り下げが可能です。

 

郡山市で不動産売却をお考えなら、不動産会社「アイエスホールディングス」にご相談ください。

お客様一人ひとりにあったアドバイスで不動産売買をサポートいたします。

この記事を書いた人

代表取締役 社長鈴木 超示良

一緒に働く従業員がともに夢をもち、同じ理念のもと明るく楽しく気持ちよく働ける会社にすることで、不動産売買仲介業を通してお客様の理想を実現してまいります。

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