不動産売却時の広告料は売主負担？広告の種類や広告のポイントも

こんにちは。郡山市の不動産会社「アイエスホールディングス」の鈴木です。

 

物件情報が載っている不動産ポータルサイトを見たことがある方は多いと思います。

その物件情報を掲載する広告費用は、誰が負担をするのか知っていますか？

不動産物件を売る際、それが売主負担なら、高額な価格になってしまいそうで心配になってしまいますよね。

 

今回は不動産売却時の広告料は誰が負担するのか、広告の種類にはどのようなものがあるのかについて詳しく解説していきます。

 

より物件をアピールできる広告のポイントについてもご説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

不動産売却時の広告料は売り主負担になる？

不動産売却の際の広告料は、基本的に依頼した不動産会社が負担します。

 

仲介が成立すると、不動産会社に仲介手数料を支払いますが、広告料はその中に含まれています。

 

仲介手数料については「不動産売却の仲介手数料はいくらかかる？上限額や計算方法もご紹介」も参考にしてみてくださいね。

 

ただし、広告の種類によっては売主が負担することもありますので、事前にチェックしておきましょう。

 

広告料が売主負担になるケースとは

国土交通大臣が定めた標準媒介契約約款には「特別に依頼した広告」の料金は売主が負担しなければならないと記載されています。

 

特別に依頼した広告とは、大手新聞やテレビCMでの広告などの高額な広告費や、遠く離れた場所に住む購入希望者と交渉するための出張費などが挙げられます。

 

その場合、別途広告費が必要になる場合もありますが、売主側が依頼して了承も得たうえで行われます。

いきなり高額な広告費を請求された！とはならないので安心してくださいね。

 

また、個人間で売買を行う場合や一般媒介契約※で個人でも広告を出したい場合も、広告費は実費になります。

ただし、個人でネット広告などを出すのは高額な料金がかかってしまうので、ポスティング広告が中心になるでしょう。

※複数の不動産会社に重複して依頼でき、自ら買主を探して売買契約を結ぶことができる契約

 

 

不動産会社が売却時に行ってくれる広告活動とは？

ここでは不動産会社が行う広告活動の種類についてご紹介します。

不動産売却を検討している方は参考にしてみてください。

 

レインズ（REINS）への登録

レインズ（REINS）とは、「Real Estate Information Network System（不動産流通標準情報システム）」の略です。

 

レインズに登録すると全国の不動産会社が物件情報を見られるようになるため、不動産会社を通して全国の購入希望者に情報提供ができます。

 

より多くの方に売りたい物件の情報を伝えることができるので、大きなPRとなり、売却できるチャンスが広がります。

 

なお、レインズへの登録は、媒介契約のうち専任媒介契約・専属専任媒介契約では義務付けられていますが、一般媒介契約の場合は義務ではありません。

 

不動産ポータルサイトへの掲載

不動産ポータルサイトは、レインズとは違い、一般の方も無料で自由に検索して物件情報を入手できます。

そのため、レインズとは違ったアプローチで広告活動が行えます。

 

ただし、どの不動産ポータルサイトに載せるかは不動産会社によって異なるため、掲載したいポータルサイトがある場合は事前に聞いておきましょう。

 

新聞の折込チラシやポスティング

新聞の折込チラシや、チラシを該当エリアのマンション等にポスティングする広告活動もあります。

 

手軽な方法ですが、近年は減少傾向にあります。

スマホやインターネットをあまり使用しない中高年層をターゲットとした物件の広告には効果が期待できるでしょう。

 

店頭での物件情報掲載や案内

不動産会社の店舗に物件情報が貼られてあるのを見かけたことがあるかと思います。

こちらも、広告活動の一環です。

 

物件を探している方が物件情報を目にし、条件が合えば、不動産会社の仲介により契約が成立します。

 

現地の立て看板

実際にその土地や不動産がある場所や近くに看板を立ててアピールする方法です。

 

近隣の方や、通りかかった方の目に留まりやすくなります。

近隣の方の紹介で購入希望者が見つかるケースも期待できますね。

 

また、その付近で探している方が現地を訪れた際、看板を見て不動産会社に問い合わせをするという可能性もあります。

現地に物件を確認しに来た方の目印になるのもポイントです。

 

 

不動産売却時に意識したい売れる広告のポイント

購入希望者は、写真がたくさんあると参考になるので嬉しいと考える方が多いです。

 

そのため、各部屋の写真や角度を変えた写真など、バリエーション豊富に掲載するのがポイントです。

 

できるだけ、明るく広く見える解像度の高い写真が良いですが、例えば清潔感やスタイリッシュさを強調するなら白色の照明、暖かくてくつろげる雰囲気を出したいなら暖色の照明など、部屋の照明も印象に影響を与えます。

 

洗濯機の設置スペースが広い、ベランダが広く眺めが良い、玄関に日光が入りやすく明るいなど、アピールしたい場所の写真を掲載し、説明を添えるのも効果的です。

 

また、ウィークポイントも隠さず載せるのがおすすめです。

広告でウィークポイントを初めに知った方が、内覧で初めてマイナス面を知るよりも信頼度が上がります。

 

築年数が古い場合は、リフォーム履歴や、リフォームする予定などの情報も付け加えると、マイナス部分をカバーできます。

 

ほかにも、ファミリー向け・単身者向けなど、その物件がどんな方に向いているかを明記するのも重要です。

そのほうがわかりやすく、購入希望者も探しやすいです。

 

スーパー、コンビニ、病院、学校などの周辺情報を詳しく載せるとなお良いでしょう。

その際は、駅まで徒歩〇分・スーパーまで徒歩〇分、などの情報もあるとわかりやすく、購入希望者がその物件を購入した際にどのような暮らしができるかイメージしやすいです。

 

不動産会社とも協力しながら、魅力的な広告で売却を成功させましょう。

 

 

不動産売却の広告料は基本的に不動産会社負担！

不動産売却時の広告料は基本的には不動産会社が負担します。

仲介手数料に含まれているので、別途請求されることはあまりありません。

 

ただし、例外として、テレビCMなどのような特別に依頼した広告については別料金が発生する可能性があります。

また、自由度が高い一般媒介契約や、不動産会社を通さずに個人で売買する方も自分で広告活動ができるので、その場合は自費になります。

 

不動産会社が行なってくれる広告活動は、レインズへの登録、不動産ポータルサイトへの掲載、新聞の折り込み広告やポスティング、店頭での物件情報掲載、現地の立て看板など数多くあります。

 

広告には写真を多く掲載する、ウィークポイントを隠さず伝える、向いている人のタイプや周辺情報などを詳細に伝えるといった方法をとると、より物件をアピールできますよ。

 

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