こんにちは。郡山市の不動産会社「アイエス宅建」の鈴木です。
「そろそろ家を売りたいけれど、今が売りどきなのかわからない」「築年数や相場、税金で損をしない時期を知りたい」とお悩みの方は少なくありません。
家を売るタイミングは、築年数・時期・相場・ご自身の事情の4つを組み合わせると見えてきます。
今回のコラムでは、売りどきの判断基準に加えて、売り遅れた場合のリスクと、損をしないための進め方をご紹介します。

家を売る最適なタイミングとは?4つの判断基準
家を売る最適なタイミングは、一つの基準だけでは決まりません。
4つの切り口から、それぞれの目安を確認しましょう。
①築年数は築10年・築20年の節目を意識する
戸建ての資産価値は、築年数とともに下がっていきます。
国土交通省の資料をもとにした試算では、新築時を100%とすると、築5年で7〜8割、築10年で5割前後、築15年で2〜3割ほどです。
築20年頃には1割程度まで下がり、そこから先の下落はゆるやかになります。
木造住宅は減価償却における耐用年数も22年とされており、築20年前後は建物評価の分かれ目です。
建物の価値が残っているうちに売りたいなら、築10年や築20年を迎える前に動くと良いでしょう。
②時期は1〜3月と秋口が狙い目
家が売れやすい時期は、季節によって波があります。
一般的に、新生活を控えた1〜3月に成約が増え、3月がピークといわれます。
転勤の多い9〜10月にも、買い手の動きが出てくるでしょう。
反対に、お盆や年末年始は内覧が入りにくく、売り出しには不向きです。
③相場と金利の動きを確認する
国土交通省の不動産価格指数によると、全国の不動産価格は2013年頃から上昇傾向にありますが、上昇が続くとは限りません。
その理由の一つが、すでに始まり、今後も続くとみられる金利の上昇です。
日本銀行は2026年9月の会合で、金利の基準となる政策金利のさらなる引き上げを決定しました。
金利は今後も引き上げが続くとみられ、住宅ローンの金利も上がっていく見込みです。
ローンの負担が増えると、家を買う人が減り、値下げが必要になることもあります。
価格が高いうちに動けるよう、周辺エリアの成約事例も確認しておきたいところです。
④老後の住まいや住み替えなど、ご自身の事情も考える
市場の動きとは別に、暮らしの節目も売りどきになります。
子どもが独立して部屋が余ってしまったとき、定年退職を機に老後の住まいを見直すとき、転勤が決まったときなどが一例です。
固定資産税や修繕の負担が重くなってきた場合も、考えどきといえるでしょう。
また、住み替えや相続では、売却にかかわる税金の面でも売りどきの目安があります。
住まなくなった家は、その後一定期間内に売却すると、売却益にかかる税金を大きく減らせる「居住用財産の3,000万円特別控除」が使えます。
相続した家も、相続後の一定期間内に売却すると、税金を軽くできる「相続税の取得費加算の特例」の対象です。
どちらも期限を過ぎると使えなくなるため、事情が決まったら早めに動きましょう。
住み替えのタイミングについては、こちらのコラムでも詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
住み替えのタイミングはいつがベスト?失敗しないための判断基準
タイミングを逃すとどうなる?家を売り遅れる3つのリスク
売却を先延ばしにしても、家の状態や相場が今のままとは限りません。
売り遅れで起こりやすいリスクを3つ挙げます。
①資産価値や査定額が下がる
建物の市場価値は、築年数が進むほど下がっていきます。
先ほどの資産価値低下の目安を当てはめると、新築時に4,000万円だった家なら、築10年で2,000万円前後、築15年では800万〜1,200万円ほどに。
迷っているうちの5年間で、査定額に数百万円以上の差がつく計算になります。
②維持費や固定資産税の負担が増え続ける
住んでいなくても、家を持っているだけで固定資産税はかかり続けます。
築年数が進めば、屋根・外壁・配管などの修繕も必要になりやすく、費用の負担は重くなる一方です。
③老朽化によるトラブルと契約不適合責任のリスク
住み替えや相続で住まなくなった家を空き家のまま放置すると、建物の傷みが進みやすくなります。
屋根や外壁の劣化、配管まわりや水回りの不具合が見つかれば、修繕の費用もかかるでしょう。
万が一、傷みを把握しながら買主様に伝えずに売ると、契約不適合責任を問われるおそれもあります。
契約不適合責任をはじめ、売却でよくあるトラブルと対策については、こちらのコラムもあわせてご覧ください。
損をしないために!ベストなタイミングで家を売るコツ

理想の時期に、無理なく売却を進めるためのコツを3つご紹介します。
①まずは現在の査定価格を把握する
売りどきを見極める第一歩は、今の家にどれくらいの値がつくのかを把握することです。
国土交通省の不動産情報ライブラリや物件情報交換システム「レインズ」では、住所を入れるだけで近隣の取引事例を調べられます。
その上で複数の不動産会社に査定を依頼し、価格を比べてみてください。
住宅ローンが残っている場合は、査定額が残債を上回るかどうかもあわせて確認しておきましょう。
②売却完了までのスケジュールを逆算する
首都圏の中古住宅では、売り出しから成約まで3カ月前後かかるのが一般的で、地方ではさらに長引くこともあります。
査定や書類の準備、片付けも含めると、売りたい時期の3〜6カ月前には動き出したいところです。
春の需要期に合わせるなら、前の年の秋ごろから査定を受け、年明けの売り出しに備える流れが現実的です。
住み替えなら、手元資金に余裕がない限り、今の家の売却を先に進めて予算を固めておくほうが無難でしょう。
住み替えの具体的な手順や費用については、こちらのコラムで詳しくご紹介しています。
③信頼できる不動産会社へ早めに相談する
売りどきの判断には、地域の相場や再開発の動き、税金の特例など、幅広い知識が求められます。
全てを一人で調べるのは負担が大きいため、地元の事情に詳しい不動産会社に相談すると心強いでしょう。
家を売るタイミングは4つの基準と早めの査定で見極めよう
家を売るタイミングは、築年数・時期・相場・ご自身の事情の4つから判断できます。
木造の戸建ては築10年・築20年が節目で、需要が高まる1〜3月や金利の動きも判断の材料です。
売り遅れると、査定額の下落や維持費の負担、老朽化によるトラブルを招きかねません。
損をしないためには、まず今の査定価格を知り、売却までのスケジュールを逆算して早めに動きましょう。
郡山市で不動産売却をお考えなら、不動産会社「アイエス宅建」にご相談ください。
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